fools rush in

@sinkin_shipのブログ

噛めば噛むほど味が出る 乃木坂46「MVなし楽曲」

乃木坂46は一回のシングルリリースで6曲、最近は7曲リリースして、そのうちだいたい4,5曲がMV付きです。

アイドル楽曲は、というかビジュアルにパラメータを全振りしていると言っても過言ではない乃木坂46だと特に、まず人に勧めるならMVつきの楽曲だろうと思うのですが、なかなかどうして乃木坂は「MVなし楽曲」も美味しい楽曲揃い。
全握ミニライブ披露が終わればBDLぐらいでしかパフォーマンスを観る機会がなくなってしまう悲しき曲たちですが、そんな中から「もっと報われてほしい」楽曲たちを全力でゴリ押ししようというブログです。

 

 

海流の島よ

3rd「走れ!bicycle」収録曲。

まだ初期のあどけないアンダーの子たちの曲で、全体的に爽やかで可愛らしい雰囲気の、ちょっとファンタジーな曲。
情景は具体的に浮かぶけれど、結局分かるような分からないような曲で、48の公演曲っぽいイメージかもしれない。

この曲は康の「強い隠喩」が遺憾なく発揮されているところがとてもよくて、2サビがクライマックス。

海流の島よ

命とは海だ

生きることは荒い波を越えること

当時の、まだ少し陰の強いセンターだった飛鳥ちゃんが、「命とは海だ」と言い切る強さと世界観に物凄く惹かれる。
全体的には可愛く爽やかで、水彩画で全篇描かれた絵本のような曲なのに、飛鳥ちゃんに「命とは海だ」と諭されるという、ギャップと世界観が癖になる曲です。結局どういう曲なのか、分かるようで分からないんだけど、そこがまた。


白い雲にのって

1st「ぐるぐるカーテン」収録曲。
とにかく「みんな笑顔なら世界は平和だよ」というしゃらくせえ曲。でも、アイドルが笑っていてくれたら世界が平和になるってそりゃ真理だわと思う。

きっと愚かな諍いも

眠くなったらしないだろう

体がポカポカしてきて

怒った人もあくびひとつ 

とかね、いいですね、いい具合に脳みそが柔らかくなる。
本当に初期の曲なので、この頃は声が幼いんだけど、そんな甘い可愛らしい声に、「そんな難しいことなんて考えるだけ無駄だよ」と言われると色々と救われるような気がする。

初期の乃木坂楽曲にはこういう、「みんなのうた」で歌われそうな説教くさいラインの曲というのがあって、「心の薬」とか「人はなぜ走るのか?」とかもそう。こんなこというと怒られそうだけど、乃木坂のこの説教くさいラインの楽曲、なんとなく桜井和寿さんに歌って欲しさがある。
メンバーの平均年齢が若かったからこその路線だったのだと思うけど、最近こういうのがないのがちょっと寂しい。

 


やさしさなら間に合ってる

4th「制服のマネキン」収録曲。
昭和歌謡っぽい雰囲気で、女の子の側から、ちょっと背伸びしちゃった恋愛の終わりを歌う渋めの曲。
歌唱メンバーも割と低音が効いたメンバーが多いのも良い。
乃木坂楽曲のスタンダードは「気づいたら近くにいる君が気になってるのに、素直に口に出せない僕」という構図なので、女の子視点の曲ってただでさえちょっとレアなところを、この曲は意識的に「女の子口調」を使用しているのでものすごくテンションがあがる。
この曲調で「あなたのことを憎めたら楽だったのにね」というベッタベタな歌詞を、この時代のこの美少女に歌わせるセンス、好きだな…………

 


吐息のメソッド

8th「気づいたら片想い」収録曲。
ただただ「可愛い」が断続的に 襲ってくる曲。曲も歌詞もまさに王道アイドル曲なんだけど、乃木坂は意外とこういう路線が少ないのでレアです。ドキュメンタリー映画のタイトルにもなった「悲しみの忘れ方」というワードも初出はここ。
歌詞に引っかかるところも特になく、すっと楽に聴ける良い頃合いのc/wだけど、この曲の真髄はパフォーマンスにあり。3rdBDLの映像を観てほしい。もれなく今後30年は健康に生きられそうなくらいのご利益がある。


何もできずにそばにいる

9th「夏のFree&Easy」収録曲。

もし人々に涙流す感情がなかったとしたら 幸せか不幸かどっち?

という歌いだしがもはやクライマックス。

個人的にはいまいちいつまでもピンとこない曲だったけど、乃木坂46の歴史のなかで、常にこう、「ここぞ」という場面でメンバーが意識的に選曲していて、乃木坂ちゃんたちは結構「象徴的な曲」として捉えてるんだなというところが印象的だった。(たとえば松村さんの例の一件の際のラジオとか、橋本奈々未さんのラジオの最終回とか)
たしかに、何かしらの痛みや傷を抱えている人に対して直接的にグイグイいけずに「何もできずにそばにいる」という姿勢はものすごく乃木坂らしいなという気はする。


僕だけの光

15th「裸足でsummer」収録曲。
乃木坂46による乃木坂46観」的楽曲その2というところ。
1番がびっくりするほどネガティブで、「僕の良いところは全然なくてうんぬん」という雰囲気がまさに乃木坂って感じ。「太陽眺めるたび羨ましくなるんだ」という歌いだしの通り、比較対象が太陽なんだけど、スケールがでかすぎる自虐でむしろ一周回って味わいが深い。太陽より役に立つ人間なんておらんやろ。
「いいとこなくても自分を磨くしかないのだ」という、久々に「白い雲にのって」「人はなぜ走るのか?」「心の薬」あたりの初期の説教くさいラインを彷彿とさせる曲で、これが15thでまた聴けたのが嬉しい。
このダイナミックな自虐といい結局根性論が入ってくるところといい、15thは表題が王道の乃木坂ソングだった分、こっちでなんとなくセンターの飛鳥ちゃんに当て書きしているような気もする。

 


孤独な青空

16th「サヨナラの意味」収録曲。
乃木坂46による乃木坂46観」的楽曲その3。
乃木坂史上一番孤独な歌かも知れない。どストレートに「友達がいない」人の歌です。
史上最強の顔面偏差値を誇る美少女集団が、混じりっ気なしの本音で「青春はいつだって虚しい」と歌う。乃木坂ヲタクはこういう乃木坂ちゃんに弱いんや!という、乃木坂の世界観が全て詰まっている。

また、同じように「孤独」を扱ったの楽曲として、 欅坂46の「キミガイナイ」がある。

本当の孤独は誰もいないことじゃなく

誰かがいるはずなのに一人にされてるこの状況

欅坂がこう歌ったのに対し、乃木坂46はこの曲で

打ち明ける秘密もなく

思い悩む憂鬱もないのは何故だろう

と歌う。


かたや欅は「孤独にされている」ことへの文句を言うべき相手が想定されている、いわば「リア充的孤独」であり、乃木坂は「秘密を打ち明けられるほどの人がいない」から「打ち明ける秘密」もないという「非リアの孤独」である。
奇しくも同じ2016年に康によって生み出された楽曲だが、この「孤独」の違いにまんまグループカラーの違いが滲み出ているような気がして、それもまた面白い。

 

Tender days

10th「何度目の青空か?」収録曲。
このブログはこの曲の話をするために書いたといっても過言ではないかもしれない。
「もっと評価されるべき乃木坂楽曲大賞」「空気曲とはもう呼ばせない大賞」オブザイヤー3年連続受賞。

10福神ユニット曲、という、よく言えば安牌、悪く言えば冒険のかけらもないメンバーで、歌う曲が「純喫茶と男の友情」ってところがたまらない。


登場人物は「君」と「僕」と無愛想な喫茶店のマスター(学生運動の英雄だったらしい。)
学生生活の4年間、苦いだけのコーヒーしかない古臭い喫茶店に入り浸って、夢を語り合った「君」と「僕」。
お互い彼女を連れてこないのがなんとなく暗黙のルールになるくらい、俺たちの聖域だったあの喫茶店に、卒業してしばらく経って、久々に行ってみようよと「君」に連絡したのに、返事はない………
という。

 

何がいいって、この激シブなホモソーシャルの話を、「乃木坂46」の「10福神」という、女性アイドルの顔面偏差値トップオブトップが歌うというところである。意味がわからない。シブすぎる。良すぎる。
しかもこんなあっけらかんとした曲調で。最高です。

登場人物が男しかいない(お店に連れて来てもらえなかった歴代彼女というエアーな登場人物はいるけど)、というレア曲なので、まさにMVがないのもこの曲の良さだよな、と思う。
といいつつ、この曲のMVを想像してみるのもまた楽しい。
わたしの脳内MVは、やや褪せた色味で歌詞まんま男二人(とマスター)の青春活劇なんだけど、最後に「僕」は大学前の雑踏で、髪を靡かせたセンター生田絵梨花さんとすれ違うの。それだけ。

妄想MVはともかく、行間の読みがいがある(いろんな意味で)、とても楽しく素晴らしい曲です。

 

当たり障りのない話

17th「インフルエンサー」収録曲。
これ、めちゃめちゃスルメ曲かつ、嵌まれるか嵌れないかは聴く人の生い立ち次第(笑)な面白い曲。
「商店街の本屋で、昔好きだった人と再会したけど、連絡先も聞けないまま、当たり障りのない話だけして別れました」内容としてはこれだけ。
これだけの内容だけれど、康お得意の「超具体的描写戦法」であれよあれよと言う間に一曲に仕上がっている、という不思議。
「二人はスマホを手にはしたけれど LINEを教えあうこともないまま」という歌詞があり、「久しぶりに再会した友達とはLINEを交換していない」というフレーズにダイレクトアタックされるのは最低でもaround25くらいからなのかなあ、というような気もして、なんとなく大人向けの楽曲かもしれない。乃木坂ファン層って意外と若いので、LINEネイティブの高校生とかがこれを聴いてどう思うのかはすごく興味がある。
わたしもだけど、「大人への近道」とか、「制服を脱いでサヨナラを…」とかを聴きながら、こんな若い曲に感情移入ばっかしてていいのかなあと思ってしまう方、「サイレントマジョリティー」がどうにも対象年齢外に感じてしまう方向きの曲かもしれない。

 

 

 

 


以上9曲が昨今のマイベストオブ「MVないけど美味しい」乃木坂楽曲でした。本当はまだまだ大好きな曲いっぱいあるけど、また思い出したタイミングで纏められたらと思います。
この辺の曲はなかなかライブ映像が残りにくいのがとても悲しいので、4th、5thのBDLが一刻も早く円盤化されることを祈っている………!

 

2月のできごと

【宗教】
一般に、人間の力や自然の力を超えた存在を中心とする観念であり、また、その観念体系にもとづく教義、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである。 *1


はてな記法というものを知ったうれしさで、思わず文頭にテーマを辞書(というかwiki)で引いたものをそのまま載せるという大学生のダメレポートの典型みたいなことをしてしまったが、こと2月は「宗教」というワードを軽率に口にしていた1か月であった。


発端は言わずもがなとある女優さんの一件だし、その是非についてこの場でどうこう言うつもりはないが、この件に関して「信仰をもつこと」そのものを悪く言う論があったのは少し残念だった。
というのも、自分の乃木ヲタとしてのスタンスはまさに宗教だと感じていたからである。


・・・とここから延々と「信仰をもつ」のは悪いことじゃないんだぞ!という話をしたいわけではなくて、推しているアイドルグループを教祖としがちな乃木ヲタが2月に出会ったもろもろについての感想です。でも気づいたら延々と宗教みたいな話をしている。
宗教って便利な言葉ですね。*2


【目次】

橋本奈々未さんの卒業

まあ今月はこれに尽きる。
10月の卒業発表から、一つずつ色々なことが最後になっていって、2月に入って怒涛の「最後」ラッシュだった。
最後の乃木中があって、SHOWROOMがあって、写真集が出て、ライブがあって(行けなかったけど)、SOLがあって、そして最後のモバメがきて。
わたしは橋本奈々未さんが本当に大好きだけれど、厳密に橋本推しというわけではなかった。生年月日が8日違いというところですごい親近感を感じていて、同い年だから御三家には特別な感慨があって、という程度の話だから、あんまり大騒ぎするのもなんか申し訳ないのですが、でもやっぱり寂しいし、昔の映像に奈々未さんを見つけると寂しくて胸が痛む。

ただ、奈々未さんは何回も設けられた「最後の機会」で、ヲタクに何回もメッセージを送ってくれた。
それはとてもシンプルで、言い回しは多少違っても、とにかくヲタに「幸せになってね」という文脈だった。
何度も言われるので、「またか」という気持ちもないではなかったし、「幸せになってね」という言葉の前には「私はいなくなるけど」というはっきりとした別離の決意みたいなものが透けていたと思うからなおさら寂しかったけど、何度も言われるとそれが呪文のようなパワーを帯びてくるから不思議だった。
「幸せになってね」という呪文。

アイドルの言葉ってすごいパワーがある。全てを許してくれたり、日々を生きる力になったり、人生の指針になったりする。アイドルに信仰心を持ってしまっているようなわたしのようなタイプのヲタクには特に。だから、最後にそんなたくさんの強い言葉を残して行ってくれた奈々未さんには本当に感謝している。

SOLのこの言葉とかもそうですね。
奈々未さんは本当にヲタクにやさしくて、それはアイドル目線の「ヲタク想い」とか、「女の子の気遣い」的なやさしさではなくて、同じ人間同士としてヲタク心理に気づいて寄り添ってくれるようなやさしさだったように思う。クリライでthreefold choiceを御三家でやってくれたことだったり、卒コンのセトリとかもそう。
そんなヲタクにやさしかった奈々未さんのことは忘れない。そして奈々未さんに貰った言葉どおり、ヲタクも幸せになります。

改めて、橋本奈々未さん、卒業おめでとうございます。
あなたにたくさんの明るい前途が待っていますように!


映画「沈黙 -サイレンス-」

熱くなりすぎたところでまた別の話。
高評価が色んなアカウントのTLで流れてきたので気になっていたところ、原作が遠藤周作と知りまして。
大学時代四国縦断旅行をしたときに、まだ免許持ってなかったから県ごとの移動は全部長距離バスだったんだけど、その時に友達が後ろの席で読みながら号泣していたのが遠藤周作だったなーと思いだして、俄然興味が出てきて観に行ったのがきっかけ。
映画館から出る頃に、友達が読んでいたのは「深い河」の方だったような気がしてきたけどまあいいや。面白かったので。

自分の興味関心だけでは絶対観に行かないタイプの映画で、これもまたテーマはど直球に「宗教」だった。良いタイミングで巡り会えたなと思う。

信長と秀吉の時代はキリスト教に寛容で、でも江戸幕府キリスト教を禁じて、最終的に鎖国になったんだよ~~という(いまじゃ「鎖国」も使わないらしいですね)、教科書の記述だけで理解したつもりになっていたんだなと思ったというか、映像作品として描かれて漸く「人の信仰心に踏み込むこと」の事の大きさを知るというか、とにかく己の想像力の欠如に気づかされる作品だった。これを100%信じるというのは勿論また違う話なんだけども。

大学で歴史学を専攻していたときも、教科書に出てくるレベルの派手な偉人の派手な仕事ぶりにばかり憧れていて、まあつまりそういう人々は権力者だったわけで、少数の権力者の下には権力を行使される大多数の人々がいたという事実が頭からスコーンと抜けてしまうのが悪い癖だったんだけど、改めてなんだかそういう歴史の流れを構成する大多数の人々の営みというものに思いを馳せることができてとても良かった。
(我ながら本筋からやや逸れた感想だなとは思う)

乃木ヲタおなじみの高山善廣さんにも会えるよ。

ミュージカル「ロミオとジュリエット

2/25昼公演。
そんな「沈黙-サイレンス-」を観た翌週だったので、ベースにやっぱり教会とか神父とかが出てきたり、台詞の端々から宗教色があったり「あ~キリスト教圏のお話なんだよな~」としみじみ感じてしまった。(小並感)
ジュリエットが始終ロザリオつけているのとか。

まあそれは置いといて、やっぱりミュージカルって楽しかったな~!



直近の出来事だからツイートを貼ってお茶を濁す。


ロミオ、ベンヴォーリオ、マーキューシオは御三家であり白西橋だった。





シリアスなシーンと、肩の力を抜いて笑えるように作られているシーンの落差がちょっと激しくて、そのへんはNACSの「悪童」とかが凄い好きな感じなのでちょっと入りこみ辛いところはあった。
あともともとの「ロミオとジュリエット」の演目(携帯電話の登場しないやつ)とかってあるのかな?ミュージカルど素人なので良く分からず申し訳ないですが、いつかまた観てみたいな。

そして生田絵梨花さんはやっぱり圧倒的ヒロインだったし、ロミオの大野さんもものすごい主人公オーラで、舞台の上で主役二人がキラキラ輝いていたのが印象的だった。
パフォーマンス的にはママ二人に喰われ気味かな?と思ったけど(あとあと調べたら宝塚の方だったのでそりゃそうだという感じ)、でもあの主人公オーラは格別だった。あとグッズが可愛かったので最高。

翌日は京都に行ったので江戸初期に建てられた某寺に参詣してまた沈黙を反芻きながら橋本さんの幸せも祈願するという。そうですミーハーだとも。

レミゼはせっかくなので帝劇に観に行きます。楽しみだな〜〜

余談

橋本奈々未さんより8日だけ早く24歳になりました。

そんな橋本さんの卒コンを皮切りに始まったバスラ3days、演出などなど色々な試みがあったと聞いたし、メンバーもリハからとても大変そうだったけれど、そんな中でライブ中も毎日ブログを更新していたのが斎藤ちはるちゃんだった。


「二番煎じまではアリ」という言葉、何の気なしに呟いたけど、あとあと読み返して我ながら結構いいなと思った。
彼女のブログ毎日更新は記憶している限りでは北野が15thで選抜入りしたあたりから始まっていて、まあ北野の二番煎じだというのは誰の目にも明らかだった。二番煎じだという批判も多かったし、内容が云々とか、もう誰も読んでないとか、結構心無いことも言われている。正直概ね同意だったし私もあんまり読んでないけど、それでも北野の例を見て真っ先に飛びついて、事実今日にいたるまでそれを実行していることは評価されるべきだなと思った。
ブログを毎日更新するのが偉いんじゃなくて、真っ先に二番煎じを始めたことが偉い。
二番煎じである以上、彼女がこれをやり遂げたという理由で選抜入りできるかは普通に難しいだろうと思う(しそもそもブログだけが理由で北野が選抜復帰できたわけではない)けれど、それでもどうか完走した先にはなにか一つでも報われてほしい。
そして行動変革を示すためじゃなくて、もともと息をするように実行していた中田花奈さんが今報われていることも嬉しい。

「二番煎じまではアリ」、というポリシーで24歳頑張りたいと思う。


今日もアイドルから言葉をもらって生きています。

*1:みんな大好きwikipediaさんより

*2:ここで使っている宗教という言葉の定義は非常にふわふわしているのですが、「宗教の定義は宗教学者の数ほどもある(これもwikiからですが、孫引きなので良い子は真似しないでください)」とのことなので、そのまま押し切ります。

2016年観たもの聴いたもの

就職する際にお世話になったひとから、社会人になるにあたって「リベラルアーツを大切にしなさい」という助言を頂いた。

リベラルアーツとは何たるか、ということは正直就職2年目を終えようとしている今もまだはっきりとは分からないけれど、その言葉に甘えて、ライブや舞台など、生の現場に立ち会うことへのお金や、欲しい本、読みたい漫画、聴きたい曲へのお金はあんまり惜しまないようにしている。のでお金が貯まりません。

 

という訳で、今年は結構いろんなものを観たり聴いたりしたので、分かりやすく一覧にして感想もまとめようと思ったのですが、時間がなく出来ずに一年を終えそうなので、せめてリスト化だけでもと思い以下にまとめます。

 

【2016年観たもの聴いたもの(と、時々読んだもの)】

 

◯1月

財津和夫財津和夫コンサート2015-2016 ~TULIPの夢を歌う2~」

→死ぬまでに生歌を聴きたい三大アーティストの財津和夫さんのコンサート。周りの年齢層的に完全に浮いていたけれど、もう本当に素晴らしすぎた。「夕陽を追いかけて」で気づいたら泣いていた。


◯2月

乃木坂46乃木坂46時間TV」

→39℃くらい熱があって、ほとんど覚えていないのが残念。パナソニックライブの「悲しみの忘れ方」がちゃんとダンスしてたのがよかったなあ。


◯3月

乃木坂46「アンダーライブ全国ツアー2016 ~永島聖羅卒業コンサート~」

→2daysの初日のみ当選。アンダラはこれしか行けてないので、今後またどこかでいけたらなあと思っている。ただ客席の野次が全体的に酷かったし、アンコールの舵取り戦争もただただみっともなかったのが残念でした。

 

映画「ちはやふる(前編)」

→よくある漫画の実写化映画と舐めてかかったら返り討ちに遭いました。全面降伏。結局2回観た。同じ映画を何回も劇場に観に行けるのって社会人の特権な気がする。

 

AKB48「君はメロディー」

→この曲本当に乃木坂に欲しかった。でもAKBが10年間たくさんのものを築き上げてきた結果の曲だから、やっぱりAKBにしか歌えない曲である。「混ざり合うもの」も良かった。

 

乃木坂46「ハルジオンが咲く頃」

→「君はメロディー」と「サイレントマジョリティー」に挟まれた悲しき乃木坂14th期間………全体的にあんまりピンとこなかったけど、「ブータン」と「釣り堀」はもう少し噛んだら味が出てきそうではある。


◯4月

Juice=Juice

→ドラマ「武道館」が素晴らしすぎて曲全部聴きました。何から何まで素晴らしい。完璧なアイドル。

 

欅坂46サイレントマジョリティー」

→もはや言及の必要性を感じない。「山手線」の、「割れてる鏡を覗くように 私は私のことがよく分からない」という歌詞には参った。優勝。

 

彩雲国物語「冬の華」

→中学生の頃から読んでいて大学生のときに完結していた少女小説に、まさかこのタイミングで新作が出ていて久々に没頭した。永遠のバイブル。

 

ちはやふる(後編)

→こっちは微妙。前編でストーリー解釈への自信がつきすぎたのか、やややりすぎな感じでやはり原作が迷子になっていた気がする。


◯5月

乃木坂46 14th京都全握

→「強がる蕾」でラスサビ涙で声を詰まらせた深川麻衣さんに、地響きのようなまいまいコール。あの瞬間に、「アイドルを推すこと」「生でその現場に立ち会うこと」の価値を知ったと思う。

 

平井堅「Ken Hirai 20th Anniversary Special !! Live Tour 2016」

→死ぬまでに生歌を聴きたい三大アーティストその2。いやー良かったなあ。どの席も平等にパフォーマンスを受け取れるライブ。「魔法って言っていいかな?」で周囲から嗚咽が聴こえてきてたのが印象的。

あと、リクエスト企画があって、リクエストされた曲を即興で歌ってくれるのが最高だった。

 

スキマスイッチ「TOUR2016″POPMAN’S CARNIVAL”」

 →これも死ぬまでに生歌を聴きたい三大アーティストその3。平井堅とは別のベクトルでとてもよくて、平井堅が比較的「口からCD音源」なのに対して、こちらは生のライブなんだからアレンジしてなんぼということで、フェイクも歌い回しもバリバリライブverで痺れた。ツアーコンセプト的に古い曲もたくさんやってくれて、私得感がすごかった。絶対また行く。あとコーレスのレベルが鬼ムズだったのが印象的。ファンも音楽センスがある人が多いのかも。

 

乃木坂46「それぞれの椅子」

→曲は良かったけど商法がなあ。


◯6月

乃木坂46乃木坂46時間TV」

→このときは寝ている時以外はチェックしてた。電視台が思った以上に粒ぞろいで良かったなあ。MVPは10分間の笑いの配分が完璧だった斉藤優里さんだけど、生田絵梨花さんの電視台に度肝を抜かれてカップ麺を作るのに失敗したのが懐かしい。今時カップ麺作るのに失敗する20代女性が存在していいのか。

 

映画「ズートピア

→ディズニー映画は裏切らないなあ。ジュディとベルウェザー副市長の毛並みの質感が素晴らしすぎて、もう一度劇場で観たかったけどドリーに押されて逃してしまった。残念。


◯7月

CREATIVE OFFICE CUE「CUE DREAM JAM-BOREE 2016」

→LV参戦。台本を守らない安田顕さんにキレる大泉洋さん最高。死ぬほど笑った。

 

乃木坂46「裸足でSummer」

→夏曲は毎年、全ツの思い出とともに記憶されるよね。「僕だけの光」が齋藤飛鳥さんの曲という感じがする。


◯8月

乃木坂46「真夏の全国ツアー2016」

→モバイル先行で1枚もチケットが取れなかったのが一番の思い出……粗方ツイートしちゃったから、思い出したときに貼っておきます。

 

映画「シン・ゴジラ

→最高。映画だけど、テーマパークでジェットコースターに乗っている気分。永遠に劇場公開していてほしい。これも2回行きました。3回目もまだ行きたい。


◯9月

乃木坂46セブンイレブンライブ」

15th名古屋全握

→セブンライブで久しぶりにAブロ引いて、高山一実さんゼロズレを頂いた。幸せ。15th全握は神宮の爪痕が残りまくりで人数が少なかった。

 

一穂ミチさん

→8月の終わりくらいから嵌りに嵌り、1ヶ月で20冊くらい読んでいた。今も買い続けている。好きです。アイドルとヲタクの関係性を描いた作品には身につまされてしまった。

 

◯10月

舞台「嫌われ松子の一生

→玲香ちゃんの方を観劇。ちっちゃい身体でパワフルだった。これも感想は粗方ツイートしたので、またどこかで見つけて貼っておきます…

 

映画「君の名は。

君の名は。そうでもない勢でした……

 

乃木坂46アンダー「BOMBER-E」収録観覧

→収録観覧、初めて行ったけど楽しかった!放映みたら、ライブ部分の編集が酷かったので、本当に生で参戦できて良かった…あとトークパートは結構バサバサ切られる。収録は夜だったんだけど、MCやっていた塩尻アナが、翌朝起きたらすでに朝の生放送に出ていて、なんとも申し訳ない気持ちになった。

 

◯11月

山本彩「LIVE TOUR 2016 ~ Rainbow~」

→とても良かったけど、なんだかんだ「僕らのユリイカ」で一番沸いた自分がいて、わたしがさやかちゃんに求めているのは「アイドル」なのかなあとしみじみしてしまった。

 

TEAM NACS「NACSXX」

→これもLVで参戦。NACS系はLVで行くのが気楽でいいかもしれない。チケットが取れないので負け惜しみ。


◯12月

乃木坂46「MERRY CHRISTMAS SHOW2016」

橋本奈々未さんと出逢えた奇跡がこの胸に溢れてる。御三家は永遠だから…

 

ヲタクが橋本奈々未さんと御三家に何を求めていたのかを、冷静すぎるほど冷静に、客観的に(たぶんエゴサとかして)分析して、その通りに応えてくれた橋本奈々未さんは素晴らしいと思う。

 

AKB48「AKB紅白」

 →AKBの色んなパフォーマンスが見れて最高でした。(小並感)

チーム8「清純タイアド」、指原莉乃「赤いピンヒールとプロフェッサー」、松岡はなセンター「make noise」が最高でした。

イベント的には、MC進行が絶望的に間延びしていたので、とてもしんどかった。

 

 

【総括】 

自力では本当にチケットの当たらない1年だったのですが、いろいろな方のご厚意で乃木坂の現場もいけそうなものにはほぼほぼ入れて、かつ「死ぬまでに生歌を聴きたい三大アーティスト」の財津和夫大橋卓弥平井堅のライブをフルコンプリートするという大変充実した一年でした。

また、ついに乃木坂関連の舞台に初チャレンジしたのですが、色んな発見があったので、来年以降も気になるものにはメンバー問わず参戦してみたいなと思います。

あと、来年はモバイルでもう少しチケット当ててください(懇願)

 

【2017参戦予定】

0109 乃木坂USJライブ

0114 ハロコン名古屋

0201 goose house 名古屋

0220 当てたい橋本卒コン

0225ロミジュリ大阪

 

その他乃木坂関連の名古屋でのイベント、ライブ、握手会は全握のみ参加ですが、現場被った際は是非よろしくお願い致します。

 

 

2016年、お疲れ様でした!!!